検査場所ごとの検査事案紹介


鉄工所

鉄工所で求められる事案及び資格等の説明をします。

鉄工所、又はゼネコン、設計事務所の依頼で行われる事が殆どのこの仕事は、主な目的としては、新規に製造される製品に対して行われるもので、溶接施工後の溶接部及び周辺母材部(熱影響部)の健全性の確認を主としています。

検査員として求められるものは、溶接の知識、鋼構造物の知識、超音波探傷検査の知識が主なところで

必要資格としては、JISが指定する超音波探傷検査技術者(*1 L2以上)、鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査技術者(*2)、建築鉄骨検査技術者の製品検査技術者(*3)、溶接施工管理技術者等です。

 

この技術の進化したものが、最近流行の耐震調査でこれは現場(学校の体育館が多いですが)で鉄骨の溶接接合部の内部状況を確認し報告することを目的としています。設計事務所が求めるものは、現行法との相違、又は合否であともうひとつ重要なのが、内部状況の図示で、これは、JISに記載のある、きず高さ測定を参考に内部状況を図示したもので、これが書けるようになるには現行の施工方法に熟知していなければ内部は推測することが出来ません。勿論普段より慣れし親しんでいる我社の得意とする部分でもあります。

 

*1:L1~L3までの権限にもとずいた区分わけ、L3が一番権限が多い(難易度が高い)、L3は現在日本全国で≒3300人

*2:鉄骨専門の超音波探傷検査の資格

*3:鉄骨専門の外観検査等の資格